「子供のために作った曲を子供の手で演奏してもらおう!」これが“OTOの会”の始まりです。
1997年3月の第1回コンサートには、この趣旨に賛同した作曲家メンバー22名が新作を出品し、
ソロから2台8手までのピアノ曲を、幼稚園年中から中3までの子供たちが熱演してくれました。
このように作曲家メンバー中心でスタートした“OTOの会”でしたが、生徒たちに新作初演という
経験をさせたいと願うピアノ指導者もメンバーに加わり、子供たちの演奏にも磨きがかかってきました。
作曲者自身による演奏指導は、いつものピアノのレッスンとはひと味違った、子供たちにとっても
新鮮な、興味深い経験と言えるでしょう。
第2回(1998年4月)コンサートでは、朗読や映像とピアノ演奏を組み合わせた作品のコーナーを
設けました。第3回(1998年9月)コンサートでは、作曲家メンバーが指導している小中学生からの
出品を募った“わたしもつくったよ!”コーナーを、第4回(1999年3月)コンサートでは、ヴァイオリン
指導者の協力によるヴァイオリン・アンサンブル・コーナー、第5回(2000年4月)コンサートでは、
第1回~第4回に初演された作品中17曲の再演コーナーなど、毎回テーマを設け、それに沿う作品を
集めています。第6回(2001年7月)コンサートでは、新作初演の他に小中学生対象のお話しと演奏
(バルトーク『子どものために』I・IIより)のコーナーを設けました。
2002年7月には“もういちど ききたいな”~“わたしにも ひけるかな?”6回のコンサートより~と題し、
第1回から第6回のコンサートで初演された作品の中から19曲を再演いたしました。
更に前回に引続き、バルトーク作品の公開レッスン(小中学生)とお話のコーナーも設けました。
2003年3月の第7回“わたしにも ひけるかな?”では新作初演の他に〈プリムローズへのオマージュ〉
(4手によるピアノ作品集)全曲を、作曲者自身と小中学生が連弾で披露するコーナーを設けました。
さらに2004年3月の第8回及び2005年3月の第9回“わたしにも ひけるかな?”では、当会顧問・末吉保雄が
プロデュースした音楽パッチワーク「アリババ」や、替え歌メドレー「あんたがたボレロ」を披露しました。
また、これまでのコンサートで産声を上げた140曲余りのうち95曲をピース楽譜として販売しています。
さらに、一部の曲を収録したCD『“わたしにもひけるかな?”セレクション』を作成。
第1集(1枚)、第2集(2枚組)それぞれ¥1,800(税込)で販売しております。
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