子どもと音

第19回「おじいさんのお話」

「子供のために作った曲を子供の手で演奏してもらおう!」これが“OTOの会の始まりです。

19973月の第1回コンサートには、この趣旨に賛同した作曲家メンバー22名が新作を出品し、

ソロから28手までのピアノ曲を、幼稚園年中から中3までの子供たちが熱演してくれました。

このように作曲家メンバー中心でスタートした“OTOの会でしたが、生徒たちに新作初演という

経験をさせたいと願うピアノ指導者もメンバーに加わり、子供たちの演奏にも磨きがかかってきました。

 

作曲者自身による演奏指導は、いつものピアノのレッスンとはひと味違った、子供たちにとっても

新鮮な、興味深い経験と言えるでしょう。

 

2回(19984)コンサートでは、朗読や映像とピアノ演奏を組み合わせた作品のコーナーを

設けました。第3(19989)コンサートでは、作曲家メンバーが指導している小中学生からの

出品を募った“わたしもつくったよ!”コーナーを、第4(19993)コンサートでは、ヴァイオリン

指導者の協力によるヴァイオリン・アンサンブル・コーナー、第5(20004)コンサートでは、

1回~第4回に初演された作品中17曲の再演コーナーなど、毎回テーマを設け、それに沿う作品を

集めています。第6(20017)コンサートでは、新作初演の他に小中学生対象のお話しと演奏

(バルトーク『子どものために』IIIより)のコーナーを設けました。

 

20027月にはもういちど ききたいなわたしにも ひけるかな?”6回のコンサートより~と題し、

1回から第6回のコンサートで初演された作品の中から19曲を再演いたしました。

更に前回に引続き、バルトーク作品の公開レッスン(小中学生)とお話のコーナーも設けました。

 

20033月の第7わたしにも ひけるかな?では新作初演の他に〈プリムローズへのオマージュ〉

(4手によるピアノ作品集)全曲を、作曲者自身と小中学生が連弾で披露するコーナーを設けました。

さらに20043月の第8回及び20053月の第9わたしにも ひけるかな?では、当会顧問・末吉保雄が

プロデュースした音楽パッチワーク「アリババ」や、替え歌メドレー「あんたがたボレロ」を披露しました。

 

また、これまでのコンサートで産声を上げた140曲余りのうち95曲をピース楽譜として販売しています。

さらに、一部の曲を収録したCDわたしにもひけるかな?セレクション』を作成。

 

第1集(1枚)、第2集(2枚組)それぞれ¥1,800(税込)で販売しております。